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特撮トゥインクルプリキュア#12

色々無茶がある
どうも!はちゃめちゃコメディは好きだけど通す筋は割かしキチンと通してほしいタイプの僕です!

予告の段階でギャグ回になるのはわかってましたし
シリアスからの落差は望むところ、
という感じだったのですが
まぁ個人的に腑に落ちないところも
あったりしまして、今回の第12話は
ちょっとイマイチに感じてしまった回でした。

まぁ、特に気になったのはですね
宇宙星空連合のスタンスですよね。
スターカラ―ペンやノットレイダーの
ことには全く触れないで
ララが地球人に存在を知られているという
ことだけを問題視し、罰しようとした。
何か、理不尽ですよね……?

もしかしたらこの事態を
宇宙星空連合はまだ把握してないのかな
とも思ったんですが(実際監督は
アイワーンのこと知らなかったし)、
それならそれで、何故ララやプルンスが
連合に助けを求めないのか、
あるいは何故ヒカルたちが
ララの正当性を主張するために
そうした状況について連合の調査員である
アブラハム監督に説明しようとしないのか
という疑問が湧いてきます。

もしくは連合は事態を把握しているけども
連合に加盟していない星の問題については
手が出せないとか、
スターカラーペンが重大なものだと
信じてくれていないとか、
そういう理由で対応していない可能性も考えられます。

とにもかくにも、作中で何も明言されないので
宇宙星空連合が、何をどこまで把握していて
どういう判断をして、どういう意図を持って
動いているのかがよくわからないのです。
前提としての宇宙星空連合のスタンスが
わからないので、その星空連合に対し
ヒカルたちにはどういう対応方が考えられるか、
星空連合の判断にヒカルたちは
どういう気持ちなっているのかという
話の主軸に関わる部分の理解に
ちょっとずつ曖昧な感じが残ってしまって、
僕は物語にうまく没入できませんでした。

この辺りについてはガッツリ説明しなくても
一言二言でもいいから何かフォローを
入れておいてほしかったなと思います。


で、前回の引きで堂々と登場した
宇宙星空連合調査員、PPアブラハム監督。
名前はJJエイブラムス監督のパロディですが
風貌は似ていません。
外見は誰がモデルなんでしょう。
あまり詳しくないんですがジョージルーカス監督?
太めの体型ですし、あるいあデルトロ監督とか?
ヒカルの部屋のポスターを観るに、
月の前で宇宙人と人間が交流?している
「FRIENDS」という映画を撮っているみたいですが、
これはETのパロディなのかな?
「映画のマジック」という台詞はおそらく
2001年宇宙の旅の解説ナレーションを
「映画のマジックがなくなる」という理由で
削除しまくったというキューブリック監督の
パロディでしょう。多分だけど。

そんなこんなで割と節操なく
映画パロディネタを詰め込まれている
PPアブラハム監督は、外側の人間の姿が
実は乗物で、本体は中で操縦している
小さい宇宙人という、これまた
パッと具体例は出ないけどどっかで
見たことあるヤツ(笑)
メン・イン・ブラックとかにこんなの
いましたっけ?覚えてないですけど。

ともかく監督はおそらく普段、
ハリウッドのある米国を拠点にしていると
考えられるわけですけども、
そんな人がわざわざ日本まで来るって、
あの、宇宙星空連合の調査員って
一つの星に何人くらいいるものなんスかね?
アメリカと日本を一人で担当してるの?

まぁ映画監督をしながらでも
できる仕事ですから、
調査員の仕事なんて簡単で
かなり広い範囲を一人で受け持っても
問題ないのかもしれない。
南半球に一人、北半球に一人、みたいな。
いや、なんか、もしかして、
宇宙星空連合って相当杜撰な組織なのでは(笑)

まぁ、複数人の調査員がいる中で、
たまたま暇だったのがアブラハム監督だった
というだけのことかもしれません。
ホラ、最近ヒット作も出してないらしいからさ、
きっと時間も余ってるんだよ……。
悲しいね……。

って言うか、たった一人の調査員に任せるから
「全部映画の撮影でした」とか
無理やりすぎる嘘を吐くしかなくなるんだよ。
もうちょっと星空連合が組織的に動いて
問題に対処していくべきですよ。
SFによくある記憶消去マシーンすら
ないんだから、そこはみんなで頑張らないと!

で、アブラハム監督の口から出まかせに
乗っかってヒカルたちは、嘘に嘘を重ねるわけですが、
ヒカルは監督の映画に出演したくて
若干確信犯的にやってるような(笑)
「私たち役者なんです」という言葉自体が
嘘の演技の台詞であって、
確かにあのシーンでヒカルたちは
「役者」になっているという、
何か理知的な言葉遊びを感じましたね(笑)

その後、マドカ父が政府に確認をとったら、
なんと首相から撮影の許可が出るわけですが、
このあたりも、ちょっと引っかかりましたね。
ゲリラ撮影を認めないことが
日米関係の亀裂に繋がるというのも
かなり飛躍した論理ですが、
その後、首相が直々に許可を出すというのも
かなり無茶苦茶な流れです。
とは言え、ここはありえないはずのことが
ドンドン起きて話が変な方向に展開するという
一つのコメディ的な流れだと思うので、
そういう意味では、この強引さもアリなのですが
しかし問題はこの流れを演じるのが、
マドカ父たちだということなんですね。

宇宙人に対応するための
政府の秘密部署、という設定は
実際に現実的かどうかはともかくとして
SF的なリアリティを感じさせる設定だと
スタプリにおいては思いますし、
実際、防護服がどうとかなんて会話をしたり、
台詞回しの感じとかも、リアリティを演出する
方向で描かれてきたと思うんですが、
そんなマドカ父たちが、このコメディ的展開をやるので
一瞬このシーンの意図を汲み取りそこねそうに
なってしまいました。

つまり、ああ、政府の上層部は
宇宙星空連合と繋がりがあって、
それでこんな無茶な許可を出してるんだなと
まじめに考えてしまったのです。
でも、観直してみると、おそらくここは
ただのコメディ展開なんだと思うんですね。
星空連合と政府に繋がりがあるなら、
アブラハム監督の驚いた反応も変ですし、
そもそもマドカ父のいる部署が、
これほど宇宙人に対して偏った見方を
持っていることも不自然になってしまいます。

まぁこの辺は、受け手のさじ加減もあるというか、
僕が常にひねくれた見方をしているせいかも
してなくて、ちょっと申し訳ないんですが……。

そう言えばネットで、この日本の首相は
相田マナなんじゃないかって感想を見かけて
なるほど、それならマナならこの流れも自然だな!
って納得しました(笑)

ま、何にせよ首相まで話が通っちゃったので
映画を実際に撮らなければいけなくなり、
もしそこで監督を納得させる演技を
できたなら、ララを見逃してもらえる、
という風に話が進みます。

この辺もコメディ的強引展開ですが、
アブラハム監督は無理に説得するより、
建前上、条件を飲むようにした方が、
楽にララを星に返せると思ったのかもしれません。
あまり強硬な態度を取って、
ララに夜逃げでもされたらめんどくさいですしね。

そして撮影する映画のタイトルが
忍者羽衣伝説妖怪スペースウォーズ
うわぁ……。
B級感がすごい。サアヤのお母さんが出てそう
監督の映画が最近ヒットしていないのも
さもありなんという感じのセンスですね。
プルンスが「地球人のセンスはよくわからん」
と言ってますが、いや、台本を用意したのは
宇宙人のアブラハム監督だから
それは別に地球人のセンスというわけでは……。
まぁ地球人のスポンサーやプロデューサーが
OKを出したはずではありますが……。
そしてこの手のセンスが好きな地球人は
少数でも必ずいるとは思いますが……。
って言うか僕はこのセンス好きですが……。

まぁこの明らかにゲテモノな企画で、
そして主演が全員無名の素人という状態で
即座にスタッフとスポンサーを見つけてくるあたり、
やはり実績のある監督だからこそ
できることだろうなと、感心しますけども。

撮影始まってからの失敗描写は、
まぁ普通に観ていて楽しいですね。
マドカは父親の前だから完璧にやらねばと
いつもの思考パターンで失敗しますが、
その失敗を観ていたはずのマドカ父の反応が
全く描かれなかったのがちょっと残念でした。
アホな失敗をする娘を前にした時、
マドカ父はどんな顔をするんだろう?
いずれ、マドカとマドカ父の心の交流が描かれる回が
今後必ずあると思いますが、その時に
今回のこの失敗シーンを回収してもらえたら
ちょっと感動しちゃいますね。

って言うか、この撮影、
NG出しまくってるわけですけど、
これ、OKテイクないまま、次のシーンの撮影に
映っちゃってるんですかね?
OK出る=納得の演技をする
ってことでもないんですかね?
納得できないけど、まぁこんなもんか、
みたいなノリで撮影進めてるのかな?
言ってる言葉のわりに、ちょっと監督ガバガバじゃない?(笑)
ミスっててもがんがんOK出してくエドウッド的なあれなのか?(笑)

まぁその辺の事情はよくわかりませんが
クライマックスの撮影までこぎつけて、
しかしそこでヒカルたちの感情が決壊。
台本を無視してしまうヒカルたちですが
その心の底から湧いて出る演技に、やりとりに、
監督はただただ感動して、戸惑うスタッフに一言。
例のアレ!
なんかちょっと恥ずかしいから、
ここにはあえて書きません(笑)

結局、映画の撮影自体は無茶苦茶になり、
おそらくこの映画の企画はポシャになって、
ヒット作が出ないばかりか
急遽撮影を始めたかと思えば、
速攻でその撮影をポシャらせた監督の
今後の進退が気にならないでもないのですが、
当の監督本人はヒカルたちの友情に
大満足したようなので良しとしましょう。
アブラハム調査員の判断でララは
地球で暮らすことを許されますが、
これが、アブラハムが個人的に黙認する、
ということなのか
宇宙星空連合の組織の判断として
許されたということなのか、
厳密なところはわかりませんが、ともかく
地球で生活しやすいように、地球人らしい名前として、
ララは羽衣という名字を名乗り、そしてついに
次回は学校へ行くようです!
いやぁ、何をやらかすのか、楽しみですね!(笑)

さて、今回の戦闘では幹部の武器が強化されていました。
武器が強化されるシーンや、強化されたノットリガーを
プリキュアが倒した後のシーンでの表情を見るに、
バケニャーンはやはり裏のありそうなキャラです。
前回、今回と、あまりピンとこないという感想を書いてますが、
まだまだ、今後の展開に期待していますし、
なんだかんだ言って、楽しんで観ています。
そんなこんなで、数時間後の(笑)次回を待ちましょう!
ではでは!
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立ち直りトゥインクルプリキュア#11

なんかプリティストア界隈が騒がしいんですが……?
どうも!グッズ関連にはあまり興味のない金にならない申し訳ない視聴者の僕です!

プリティストアも、用事で東京駅に行ったときに
缶バッチを記念にいくつか買うくらいで……
特に最近は忙しくて、各種イベントにも
中々顔を出せませんで……。

そもそも、
グッズに対する物欲が薄い方なのも
あるんですが、特に大人も視野に入れた
グッズっていうのは、その商売っ気に
当てられてしまうというか。

すごく変な事を言いますけど、
もしかしたら僕が、子ども向けアニメを好きな理由の
一部には、子ども向けアニメが
僕のために作られていない、ということがあるのかもしれません。
子ども向けアニメのターゲットは、
プリキュアには出所不明の例の画像もありますけど
基本的には、やはり子どもであって、
大人の僕ではないわけです。

そういう意味で、子ども向けアニメにとって
僕は部外者であって、
子ども向けアニメは僕に何も強要しない。
「こういうのが好きなんでしょう?」
「この玩具欲しいでしょう?」
「是非買ってね!」
そういう風に、僕に対して、
求めてくることあまりない。
僕は何の責任も、役割もなしに、
子ども向けアニメと向き合うことができる。
なんとなく、すごく卑怯な物言いになってしまうのだけど
その気安さが、僕を癒してくれているのかもしれない。

もちろん、子どもアニメ特有の
純粋で明るい世界観、正義と善意に満ちた優しさ、
というような要素が、好きだというのが
一番大きな理由で、大前提としてあるわけだけれども、
恥を恐れずに、自分の内面を探ると、
そういう部分もあるのかもな、とそう思います。

だから逆に言えば、
僕が子ども向けアニメの求めを受けていない以上、
僕の求めを子ども向けアニメが受ける必要もないわけで、
僕はこの感想で、もっとこうしてほしいとか、
作品のここが好きじゃないなって話もしているけども
それは別に僕の意見によってプリキュアを変えようとか
思っているわけではなくて、ただ僕が個人的に
ひっそりと戯言をこぼしているに過ぎないわけであります。

まぁ、最近はプリキュアがシリーズ商法として、
僕のような大人をターゲットにして何かを求めてきている
ように感じる部分もあるので、
その部分を特別に論じる場合は、また少し事情が
違ってくるかもしれませんけれども。

さて、前置きが長くなりましたが
ここからスタプリ11話の感想です
まず最初に正直な感想を言うと、
もうちょっとハネるかと思っていた、って感じですかね

前振りとしての前回がものすごくよくできていたので、
あれだけグッと深く沈みこんだ分、
もっとピョーンと高く、強烈な回になるかと思ったんですが、
ちょっと自分の中のハードルを上げ過ぎていたなと。

冒頭の、リボンに傷のついたロケットとかは、良いですよね。
ロケットの修理回で、これをつければ完成だと、
特別扱いされていたように、あのリボン飾りこそ、
あのロケットの装飾の、一番目立つ部品であって、
ヒカルたちにとって、一つの象徴的なアイテムであるわけです。
リボンについた深い傷はそのまま
前回、ヒカルたちが受けた傷の深さを表している
と言っていいでしょう。

前回からピンチが続いているので、
ララたちはとにかくその場を移動します。
ロケットのキャリーモードという
超ご都合主義的機能(笑)も判明。
ロケットを隠して持ち運べるようになったということは、
今後はミルキーは安全のためにもロケット以外の場所で
寝泊まりするようになるかもしれませんね。
今回、遼爺に存在がバレてしまうので、
音吉の家に居候したエレンのごとく
遼爺のところに居候する可能性が高いかな?
そのうちララが
「遼爺の本で読んだルル!」
とか言い出したら胸熱。
本のない星から来たララがそれを言ったら
もうそれだけ地球に馴染んだってことになりますからね。

早く着陸した場所から移動しないといけないのに
自責の念とショックで動けないヒカルと、
その手を引っ張る、ピンチでもある種の気丈さを
保つマドカの描写もいい感じでした。
その後、遼爺のところに行って、
言葉を交わさず、理由も事情も知らないけれど
それでもヒカルたちを追ってきたマドカの父から
かくまってくれる遼爺や、
見つかる直前まで迫るマドカ父のハラハラ展開は
お約束と言えばお約束の描写なのだけれど、
お約束だからこそ、守られると見ていて嬉しくなるわけで(笑)

これまでのプリキュアよりも、
プリキュアであることを隠す、という側面が
スタプリは強くて、そこが大人には頼れない、
子どもだけの物語、伝統的なジュブナイルを
思わせる魅力になっているように思います。
何度か書いてますが、脚本家の方々も、
その既存のフォーマットにあえて乗ることで、
楽しく筆を(悪意味ではなく)遊ばせているように感じます。

その後、遼爺からサザンクロスに関する
補講を受けるヒカル(笑)
一方、ヒカルたちを追いかけてきたノットレイダーの
三幹部が森の中でノットリダーに変身。
予告を観た時、カッパードとテンジョウの
合成だとは思いましたが、アイワーンも一緒とは。
確かに顔の化粧とか、服装なんかはアイワーンですね。
ジェロスさんとか、カワリーノさんとか、
怪物化アイテムは切り捨てる仲間に使わせるのが
よくあるパターンなので、アイワーンの行動はちょっと意外でした。
ダークペンの怪物化がそれだけ安全だっていうことなのか、
自分の開発した道具なら絶対コントロールできるという
マッドサイエンティスト的な過信ゆえの行動かは何とも言えませんが。
カッパードとテンジョウが怪物化に際して、
何らかの衝撃に耐えている中、アイワーンは一人だけ
楽しげに笑ってますからね、ちょっとラリってるというか
ハイなスイッチが入っている感は否めない。

そしてマドカ父がノットリガー遭遇。
いい実験台が来たとアイワーンは言いますが、
戦闘能力のない一般人との戦いが
何の実験になるのかは不明(笑)
まぁ、三人が合体した状態でちゃんと動けるかの
動作実験くらいにはなるのか?

しかし、ノットリがーに襲われて、
自分より部下の避難を気にするあたり、
やはりマドカ父は決して悪い人では
ないんですよね。
ちょっと偏っているだけで。
今回は、気絶していることで、
駆け付けたプリキュアやプルンスの姿を
確認しないご都合主義的な展開でしたが
ノットレイダーに襲われた記憶だけが残って
宇宙人に対する偏見が加速しないことを祈ります。

で、ヒカルたちは変身し、
三幹部合体ノットリがーと戦うわけですが、流石に強い!
そして、力の及ばない主人公と敵幹部による
プリキュア問答が始まります(笑)
まぁ、プリキュアに限らず、戦闘中、
相いれない存在同士が行う対話ですね。

この対話、というか、幹部たちによる
ヒカルに対する指摘はかなり鋭かったですね。
乗っ取られる星の住人の気持ちを考えないのか、
というヒカルに対して
「さっきの言葉、そっくり返すわぁ!」というテンジョウ。
何故なら、カッパードやテンジョウたちこそ、
これまで誰かに乗っ取られた星の住人だったからです。
詳細はわかりませんが
(今後もどこまで踏み込むかわかりませんが)
彼らは自分の星を奪われ、
暗い宇宙の果てに追いやられていたらしいのです。

彼らにしてみれば
幼い正義感を信じるヒカルは
腹立たしく思えて当然でしょう。
実際、ヒカルの想像力は、非常に甘いのです。
9話の感想でも書きましたが、
友達が落ち込んでいる、元気がない、
そういうことに気付いて、励ましたいと思う、
そういう想像力はあるのです。
でも、自分が励まそうとした結果、
さらにララを怒らせてしまうかもしれないとか、
マドカが家に帰った後、叱られるかもしれないとか、
そういうところまでは、想像力が及んでいない。
ヒカルの想像力はポジティブで簡単な世界観にとどまっていて、
ネガティブなものや、自分の行動が引き起こす、
より複雑で広い意味での影響にまで、思考が至っていないのです。

「あんたは宇宙のこと、何にもわかってない」
とテンジョウは言います。
ヒカルは宇宙に対して、現状では
能天気で明るい想像しかしていません。
でもこれだけ広い宇宙なのです。
場所によっては、私たちの想像のつかないような
残虐な惨劇が起こっていてもおかしくないのです。
ヒカルは宇宙にあるそんな不幸を、
想像したこともないのではないでしょうか。

スローターハウス5というSF小説で、
人類より高度な知性と文明を持った宇宙人に
主人公がある質問をします。
「人類は争ってばかりで、自分はこの地球人の愚かさが
いつか宇宙全体を滅ぼしてしまうのではないかと思う。
どうしたら君たちのように平和に暮らせるだろうか?」
すると宇宙人たちは笑います。
「僕たちは今たまたま平和なだけで、歴史を紐解けば
地球人なんて足元にも及ばない凄惨な争いを
続けてきたんだよ」

そういう意味でアイワーンの
「実は想像力ないっつーの」
という指摘は、残酷なまでに的を射ています。
またそれは直近の出来事で言えば、
サザンクロスが見たいという
お気楽な考えばかりして、敵に襲われ、
危険な目にあうかもしれないという思考、
想像をおろそかにしたヒカルの行動と
リンクするわけです。
だからヒカルは自分でこの指摘に反論できない。

論破され、心が折れそうになった時、
他のメンバーがヒカルを救います。
僕がどうも、ハネ切らなかったなと感じたのは、
この辺りなんですね。
なんでだろうと考えたんですが、
一つは、これまでの話もできのいい話ばかりではないので、
過去エピソードの土台の若干の弱さ。
もう一つは、
ここで仲間の絆が見せられるわけですけども
これより前のシーンにも、仲間がヒカルを思う
場面があまりなかったこと。
つまり、今回の一件で一番責任を感じているのは
ヒカルだということは想像に難くないわけで、
ヒカルを気づかったり、心配する仲間たちの様子が
前半にもう少し描かれていたら、
仲間の絆が、より深く感じられたかなと。
ヒカルの手を引くマドカのシーンくらいしか
そういう場面がなくて、
遼爺の良い話で尺を使ってしまったのは
ちょっと残念でしたね。

仲間に励まされた後、
ヒカルがハッと遼爺のサザンクロスの
話を思い出しますけど、アレもなんか、
「私、みんなを導くサザンクロスなんだ」って
思ったってことなんですかね。
まぁ、エレナにそう言われているわけですけど、
自分でそう思っちゃうのは
ちょっと不遜じゃないとかなんとか(笑)

そして、あと一つ、
ハネが足りないと感じた一番大きな理由は
仲間が色々言い返してくれているけれども
ヒカルの想像力が足りてない問題が、
何も解決していないということかもしれません。
もちろん、これまでヒカルの想像力が、
みんなに力を与えたのは事実だけれど、
その想像力に偏りがあるから、
今回のようなことが起こっているわけで、
うまく反論になっていないというか
少しズレているというか、もう一つスッキリしない。

そしてその解決しない状態のまま
宇宙が大好きなんだぁーー!
で片づけてしまうのは、
ちょっと強引すぎるよなぁという気がして
ノレなかったですねぇ。

まぁ、今回提示されたヒカルの想像力の問題は、
ヒカルの抱える最大の問題でしょうし、
おそらく一年を通して解決していく問題だと思うので、
今回で最大のカタルシスが得られないのは
仕方がないことだし、長い目で見れば
それでいいのかもしれないですけどね。

ところで全然関係ないんですけど
最近何かと話題の某動物アニメ第二期でも
大好きなんだー!って台詞があって、
ちょっとあとから思い出して笑ってしまいました。

そしてその後、
立ち直ったヒカルと、他のメンバーは、
プリキュア名物、重いもの支えをしながら
宇宙を、みんなを守るんだと一念発起。
その感情の高ぶりが、新アイテムを生み出し、
ノットレイダーを撃退します。
前述の通り、ハネを弱く感じてしまった分、
当然、新アイテムの登場も、そこまで……という感じでした。
まぁ、アニメの中でも、話を進めるのを優先してか
新必殺技を使った後で、ヒカルたちが
新アイテムに驚いたりとかのリアクションを
とるシーン等がなかったので、
演出的にもアッサリした感じになっていたように思います。

おうし座のスターペンは取り返しますが、
新しいスターペンの入手はなし。
バケニャーンは思わせぶりな台詞を残し、
幹部ともう一本のスターペンを回収していきます。
さらにその後、目を覚ましたマドカ父に見つかる
ヒカルたちどう言い訳しようかというところに……

なんか、ここ二回のシリアスから一転、
なんか次回は荒唐無稽度の高そうな話で、
そのバランス感覚にちょっとワクワクしております。
今回は、いまいち乗り切れなかった印象ですが
スタプリを楽しんでいる気持ちはまだ変わりません。
次回も期待しています。
ではでは!

プリキュアミラクルユニバース感想

ミラクルユニバース(だいぶ前に)観てきました!
今さらですが、一応、ネタバレ防止の隙間を開けまー
























ーす。
まぁ前置きでダベる分もあるから
こんなもんでいいッスかね。
まぁすでに、各地で感想は囁かれ、全体的に
あまりいい評価はされてないのかなって感じの
ミラクルユニバース

うん、個人的にもね、イマイチ
いつも通り別日に二回観たんですが、
特に一回目は結構、う~んって感じで、
二回目観たら、ハードル下げた分だけ、
そこそこ楽しめましたけど、特に中盤から、
どうも、う~んって感じで……。

何だよ、う~んって感じって……。

まぁ、まず、う~んって思うところは、
作画の弱さですね。
悪さって言うか、弱さですね。
そんなに絵は乱れてないんですけど、
カッコイイ絵になってなかったり、
アクションが足りてない場面があったり、
絵が歪んでいたりはしないんだけれど、
演出や動きに、観客を引き込むパワーが
非常に足りていない感じがしました。

例えばですけど、呼び出されたプリアラとHUGプリチームが、
すでに呼び出されてピトンのロケットにしがみついている
スタプリチームに、さらにしがみつくシーンがありますが、
あれは、しがみつかれたとき、当然何らかの衝撃があるわけです。
急に重さがグッとかかるわけですから。
でもそのグッと引っ張られる衝撃の描写が、全然ないわけです。
その後のシーンで何が起こったかはわかるんですが、
この映像には、実体感というか、観ている僕たちと共有されるような、
現実の僕たちとスクリーンの中のキャラクターをリンクし繋げてくれる、
肉体的、実体的な感覚の描写が抜けているわけです。
だから、どうも入り込んでいけない。

僕はあまり作画にこだわらないタイプで、
作画に対するセンスも非常に拙いということを
何度か別の記事でも書いているのですが、
そんな僕でも、ミラクルユニバースを観て
ああ、作画や演出、コンテっていうのは、
物語に入り込めるかどうかに、かなり大きな役目を
負っているんだなと、思わされました。

作画的に厳しかったシーンとしては、
時空を超えて走ってくる歴代プリキュアたちの、
gif動画みたいな、同じ動きをひたすら繰り返して
感情も何もあったもんじゃない感じとか、
絶望して水中(イメージ)でもがくヒカルの
どうも絵的にかっこわるい感じとか、
大口を開けて叫ぶ歴代プリキュアの顔が
流れていくクライマックスのコピペかよって感じとか、
そのあたりが、印象に残ってますかね。
あ、あと、ショコラとマカロンの絡みあうような戦い方も、
カッコつけている姿勢に対して、
作画の構図というか見せ方というか、演出が追いついてなくて
シーンによってはちょっと観ていて
恥ずかしくなってしまいました。

で、まぁ、じゃあ
今回の映画が、う~んって感じだったのは
作画のせいだけなのかというと
もちろんそんなことはなくて(笑)
脚本は脚本でイマイチだったんですけど
まず、問題は
冒頭のミラクルライトの注意のシーンですよね。
いや、このシーン単体なら問題がないんですけど、
あのね……

ミラクルライトを口にくわえないで!
って呼びかけたあと、
本編でピトンがガンガン口にくわえるのはどうかと
思いますよ?(笑)
光を見つめるなって言うけど、
本編で見つめるシーンあるし(笑)
この矛盾の仕方は、子どもも混乱するし、
些細なことかもしれないけど、本当によくないと思う。

ミラクルライトを口に入れないっていう注意は
今回初めて出てきたように思うんですが、
だからもしかしたら順番的には、
本編でミラクルライトをくわえるシーンを描いたから
冒頭で、マネしないように注意をくわえたっていう
ことなのかもしれないですけど、
UYC(ゆってることとやってることがちゃいますね)状態に
なってるのは良くないですよね

まぁ、今回はミラクルライトがテーマだけあって、
ライトを振るシーンがいっぱいありますけど、
途中、クオリティの低いゲームみたいな(笑)
画面になる演出もあったりとか、
色々試しているところは、成功しているかはともかく
姿勢として嫌いではないです。

でも、これは、今までの映画でもあったと思うんですけど
ちょっと、あんまりよくないんじゃないかと思うのは、
ミラクルライトとをわざわざ振らせといて
失敗するのはどーかなって思うんですよ。
今回で言えば、歴代プリキュアを呼ぶシーンですね。
スクリーンのキャラから
ライトを振って応援してと呼びかけられて
子どもは言われた通り
一生懸命振っているわけなのに
その応援が無駄になってしまう展開というのは
個人的にはちょっと引っかかってしまいます。

ところで、僕は映画を一回目、
初日に観たので、売り切れ前に
大人用ミラクルライトを今回は買えたんですよ。
そしたら、なんかうまく光らないんですよ。
どうも接触不良みたいで。

今回の映画って、ミラクルライト職人の
見習いであるピトンが、未完成のライトを手に
云々する話じゃないですか。
だから、何だこれ、リアルピトンライトか!?
とか思って、不良品は不良品で
なかなか楽しめたんですけど(笑)

まぁ、このピトンがね、
かなり好感度低いっていうのも、
今回の映画の評判が芳しくない理由の
一つかもしれないですね。
僕は嫌いじゃないですけど、
まぁ与えられた仕事をちゃんとせず、
自分の責任と向き合わず逃げ回り、
助けに来てくれたプリキュアに対して、
「嘘んこのプリキュア」呼ばわりという。

ま、駄目なところから成長する、
というのがもちろん物語の王道的な
構造ではあるのですが、
駄目だけれど、根はいいヤツというか、
何か一つ、いいところを持たせないと、
一般論として、キャラの魅力が
弱くなってしまいます。

で、展開として、このピトンがまず
騒ぎを起こして、ミラクルライトの力で
プリキュアを召喚して、プリキュアが敗北。
ピトンは罪人として追われることになる、
と、ここまではまだわかるんですが、
明らかに事態を何とかしようとしていたプリキュアを
プリキュアを騙る者どもとして一緒に捕まえようとする、
というのは、ちょっと強引な展開に思えました。

というか、嘘んこのプリキュアとか、
プリキュアを騙るとか、そもそも
本物のプリキュアって何……?(哲学)
プリアラなんてもう
二年も前からプリキュアやってるわけで
妖精学校の教科書には当然すでに
載っているだろうし
ミラクル惑星の人々が何を基準に
プリキュアが本物か、偽物かを判断しているのか
非常に意味不明ですね。

まぁ、騒動の後、それぞれ別の惑星に飛ばされて、
その惑星の中で、スタプリメンバーが
先輩プリキュアの姿から、様々なものを学び取り成長する、
というのが中盤の流れですね。
そして同時にプリキュアの姿を見て、
ヒカルとも交流したピトンもまた変化していくわけです。

アクション的な見せ場もあって、
熱い惑星組のシーンがやはり印象的でしたね。
エミルとルールー、アキラとユカリ、マドカとエレナ、
それとハリー。
冷却機能を持ったルールーのところに
みんなが集まってくるわけですけど、
エミルに抱き着かれた時の幸せそうな表情に対して、
ユカリが割り込んできた時の、心底邪魔臭そうなというか
一瞬、素の不機嫌さがのぞいちゃってるルールーが
おもしろかったですね。

で、その後、この事件を起こした黒幕の正体もわかり、
クライマックスへと話は進んでいくんですが、
この黒幕宇宙大魔王という
ヤベ―ネーミングセンスだと思いますが、
何なんですかね、もしかして当初は声優を
古坂大魔王に依頼しようとしていたとか……ないか(笑)

この事件を起こした黒幕が明かされる前に
なんとなく、大統領が黒幕かもっていうミスリードを
狙っているようにも見えなくないんですが、
なんかどうもその辺も、ハッキリしないなぁという感じです。

う~ん、やっぱり今回の、
作画(演出、コンテ含む)も脚本もですね、
何か、作っている間に紆余曲折があって、
時間が足りなかったんじゃないかと、
練りきれていない感じがするんですよね。

宇宙大魔王の力に圧倒され、絶望しかけたヒカルが
立ち直るシーンの演出なんですけど、
その場にいないピトンと手をつなぐシーンですね。
あの演出とかって、どうなんだろう、
子どもを混乱させないかなって、ちょっと不安に思ったり。
まぁ、これは好みの問題かもしれないですけども。

他の演出についても、吹き出しにキャラの顔が出て、
その表情の変化だけで会話を進める演出とかは、
作画枚数を減らそうとしている感じというか、
時間やなんだりの関係で、省エネにしているのかな
と思える部分もあって、苦労を想像してしまうというか。

脚本の混乱を感じるのは、
今回って冒頭に、スタプリの遼爺がお茶を入れに行って、
ラストで遼爺がお茶を持って帰ってくる。
そんな短い時間の、子どもたちだけの秘密の冒険という
ジュブナイルSFによくある感じのアレじゃないですか。

でも、途中の場面で、もう世界が大騒ぎになっているシーンを
色々描いているんですよね。
あれだけの騒ぎに遼爺が気付かないのは不自然だし、
あれだけの騒ぎを遼爺がお茶をとってくる間の出来事として
片づけるのも無理があるように思います。
もちろん、他のプリキュアがいる世界は、
時間軸も空間も全く異なる異世界だ、ということにすれば
筋は通らなくもないんですが、
最後、プリアラ、HUGプリ、スタプリは同じ世界に残ってるし
(あの後、世界線を超えて帰るって可能性もあるけど)
やっぱスッキリしない脚本と言いますか
何事もなくスムーズに作った脚本には
ちょっと見えないんですよね。

やっぱ歴代をどう扱うか、そもそも登場させるのか
というところも含めて、そのあたりのことで
色々あったんじゃないかなぁと
僕は想像してしまいます。

芸人のゴージャスの起用も、
必要性が全然わからない使い方で
混乱の犠牲になったかなとか。
好きな芸人さんなので期待していたんですが、
本当に元々、ああいう使い方をするために
呼んだのか、疑問に感じます。
マジで元から、あの感じで使うつもりで呼んだなら、
それはかなりお粗末だなという気もします。

歴代登場は、告知もなったし、結構驚きました。
魔法プリが、七作連続映画出演かな?
しぶといなって感じで(笑)
ちょうどオールスターズをどうするかの過渡期で、
歴代商法を本格化して、さらに見直すタイミング
だったいうことで、なかなか魔法プリは
いい目を見たなという感じです。
DMMシアターの3Dイベントもあったりね、
結構優遇された感がありますよね。
過去作で言えば、スイプリとかも、
オールスター三作目の区切りだったりなんだりで、
3D映像もあるし、ちょっといい目を見ていた
印象がありますけども。

今回の映画で
僕の観ていた劇場で初代が登場した時、
子どもが「あ、ヒカリさんだ!」
「ホノカさんもいる!」って声を上げてまして、
あ、子どもでも初代は、
さん付けなんだと思いました(笑)
さすが幼女先輩は礼儀正しいぜ(笑)

ま、そんなこんなで、すごく書き散らす形に
なってしまったんですけども、
どうにも、う~んって感じの劇場版でした。
僕のいた劇場では、小さい子は楽しんでたみたいですけど
ちょっと大きい子は、終了後に
「やっと終わった」とか言ってるのも聞こえましたし、
まぁ、それもごく一部のサンプルに過ぎないので、
大多数の子どもがどう思ったかはわかりませんが。

前述のジュブナイルSFっぽさとか、
あとはミラクル惑星で事件が起きた時、
ヘルメットを被ったピトンの視点になって、
周りの仲間がドンドン侵されていく、
パンデミック演出(笑)とか、
おそらくは脚本の村山さんが、
SFパロディ的な描写を使ってスタプリを
楽しんで描いてるんだろうなぁと思ったり、
他にも妖精キャラのやりとりとか、
おもしろい部分ももちろんありましたが、
そろそろオールスター映画のゴタゴタ感というか
迷走感は、区切りをつけてほしいぞ、という感じですかね。

ドリームスターズ、スーパースターズで
キャラを絞る方向に行ったのに
その方向性が成熟しないうちに、
15周年のオールスターズメモリーズをやって、
その余波でまた本作が迷走させられた、という
そんな印象です。

まぁ、実際の作り手に言わせれば、
僕の想像は下手な勘繰りであって、
全然違うのかもしれませんけども。
次の秋映画はスタプリ単独で
ビシッと決めてもらえばと思います
(プリアラの魔法プリ客演みたいに
HUGプリが出る可能性は否めないけど)!
ではまた、次の感想で!

敗走トゥインクルプリキュア#10

盛り上がってまいりました!
どうも!物語を盛り上げるにはキャラをピンチにすればいいと教えられた僕です!

あの、結構不意打ち気味に、
すごい展開が来たなと。
前回の予告を観た段階では、
敵幹部がボスのお叱りを受けて
ビリビリさせられるいつもの展開かと思いきや
まさかのアパワーアップで総進撃という
プリキュアの敵としてはかなりの神采配。
その後のプリキュアの逃亡シーンや
敵が深追いしない理由付けも自然で
攻める方も逃げる方も、お話の都合でなく、
ちゃんと、とるべき行動をとって、
物語が進んでいるように思えました。
さらにマドカの父親の話も最後に絡めてきて、
ピンチを畳みかける構成で、
いやぁ、非常に続きが気になりますね!

プリキュアでここまで「おっ!」と
気になる展開を見せられたのは
久々な気がします。

直近の次回が気になるのはもちろんですが
一人だけ強化されないバケニャーンとか
ただ執事役だからなのか、何か裏があるのか、
そういう今すぐ、何かあるわけではない部分も
気にさせられたりして。
まぁ、後々になっても
何にもない可能性もあるわけですが(笑)

バケニャーンと言えば、
ダークペンを使わないように
助言したあたり、かなり有能でしたね。
作中の作戦としても理に適ってますし、
物語の構造的にも
ダークペンを使った結果
プリキュアにペンを与えることになる、
というお決まりのパターンに、
ストップをかけたというか、
あえてここに言及することで
「こんなん毎回ペンをプリキュアにあげてるのと
同じやんけ、こいつら馬鹿なんやろか」
という視聴者のツッコミ(笑)を
うまく受け止めて、ヒーローものに付きまとう
茶番感を少し解消しているように思いました。

技モーション中にアイテムを奪うという、
カッパードさんの容赦のなさも
ピンチの深刻さを演出しています。
予告を観る限り、次回はおそらくダークペンで
カッパードさんとテンジョウさんを合成した(?)
ノットリガーらしきものが登場するようです。
今までのプリキュアなら、
幹部の怪物化は退場の前振りですが、
カッパードさんもテンジョウさんも
命がけの行動をするほどまだ
追い詰められていないので、
退場に繋がるような危険を冒すとは
思えないですよね。

まぁアイワーンの策略で
無理やりノットレイダーにされるとか、
次回の戦い中にプリキュアに負けかけて
追い詰められて怪物になるとか、
立ち直ったプリキュアの新技が強力すぎるとか
退場する展開にできないこともないわけで、
これもどうなるのか、次回の気になるポイントの
一つであります。

カッパードさんは今回、
「ぬくぬくとした環境で生きるお前が
知ったような口をっ!」
と出自を匂わせるような発言をしていました。
もしかしてこの自分語りは退場フラグなのか。
わかりませんが、それを抜きにしても
なかなか印象的な台詞でありますね。

差別の問題を考えるとき、
どうしてもそれぞれの立場というものが
目についてしまう場合があって、
例えば、いわゆるLGBT差別の場合とか、
LGBTに属さない人が、訳知り顔に
LGBTの人の気持ちを代弁して、
その反感を買うこともあるわけです。
差別の撤廃には、そうである人と、
そうでない人の、両者の働きかけが
必須なのは確かですが、どうしても
「立場の違うお前に何がわかる?」
という感情や理解の齟齬は生じてしまうわけで
多様性をテーマとするスタプリとしては
それは注目すべき問題の一つと言えるでしょう。

カッパードさんのこの一言、さらに言えば
その後のテンジョウさんの
「おこちゃまにはわかんないわよねぇ」
もどこか意味深に思えますし、
これらの台詞が今後、どれだけ広がるのか、
あるいは広がらないのか(笑)
これも楽しみなところです。

一方、
カッパードさんに批判されたヒカルにとっては
今回は非常に辛い回だったと言えますね。
ことの発端は自分のわがままだったわけですし。
今回の脚本はかなり容赦なく主人公を追い込んでいて
まぁ、そこが大変すばらしいわけです
(別に、僕がそういう性癖を持っているわけではないですけど(笑))。

そう言えば今回のヒカルは、
クマリン星と聞いて、僕と同じように
モフルン的なクマのヌイグルミっぽい
宇宙人を想像していたせいで
実際のクマリン星人を見た時、
若干ショックを受けていましたね。

これまでのヒカルなら、
どんな姿の宇宙人でもテンションが上がって
カッコイー!
と言いそうなものだし、
ちょっと言って欲しかった気もしますが(笑)
今回は先に、かわいい予想をしていたから、
そのギャップ込みの反応でしょう。
クマリンという名前を聞かずに出会っていたら
また違った反応をしていたに違いありません。

で、そのクマリン星人ですが、
まさかのクマムシ(笑)
ぶっちゃけ現実のクマムシが無敵なのは
乾眠という、干からびた状態に
なっている場合の話なので、
無敵状態で動いたりはできません。

乾燥した植物の種が、
かなりの刺激に耐えられるのと
似たようなものらしいですね。
動物でありながら、植物の種のような
状態になれるというのがすごいのです。
ついでに、無敵とか不死身とか言っても、
それは何をされても「生きている」という
だけの話であって、
身体機能が正常かどうか等は
考慮されていないらしいです。

そう考えると、通常状態で
乾眠中のクマムシを思わせる能力を
保有するクマリン星人は、
かなり優れた生物だと言えますね。
そりゃあ逃げる時、安心して放置して
いけるわけですよ(笑)
逃げる時のクマリン星人の扱いは
今回ちょっと残念だった部分の一つですね。
まぁノットレイダーの狙いはプリキュアたちなので
一緒に避難する方が危険に巻き込むと判断した
と考えることもできますが。
ついでにもう一つ残念だったのは
変身の解けた後、敵の前で崩れているメンバーたちが、
力がなくて立てないというよりは、
屈服して跪いているように見えたことですね。
色々理由はあるのかもしれませんが、
体に擦り傷とかが描かれていないので、
ダメージを食らって、力尽きて立てない、
という絵としての説得力がないんですよね。
今回引っかかったのはその二つの部分だけです。

クマリン星は非常に過酷な環境の星で、
重力も二倍なわけですが、
結構、ネットで見た感想で、
ペンダントは呼吸と会話の補助はするけれど
重力には効かないんかーい!という
ツッコミを見かけまして、まぁ、
こんなこと言うのも野暮ではありますが、
あんまり何でも対応できちゃうと、
単純に物語としての魅力が削がれちゃいますからね。
せっかく別惑星に行くんですから、
その星々の環境や文化のギャップは是非にも味合わないと
もったいないです。これも多様性ですね。
ところでクマムシは、強い放射線にも耐える性質がありまして
もしかしたらクマリン星にも致死性の宇宙線が降り注いでいる
可能性はあるわけです。
目に見えないところで、ペンダントはヒカルたちを
十分にお守りしているのかもしれませんよ。

この前のケンネル星も今回のクマリン星も、
科学文明が大きく発展している星には見えませんでした。
カッパードさん的に言えば、プリミティブな星だったわけで、
そもそも住んでいる宇宙人も少なそうだし
(クマリン星に至っては、彼一人しかいなさそう)
地球の外にある異星が、こういう未開の土地感というか、
小さな集落的な雰囲気のものばかりなのも
偏っていると思うので
(それこそ非常に差別的であると思うので)
今後、まぁ単純に科学文明が発達しているとか
そういうもの以外でも、もっと多様な形態の惑星が
出ることを期待しておきたいですね。

さて、プリキュアが倒れ、クマリン星から逃げる時、
フワが飛び出して、これは
赤ちゃん妖精御用達のイヤボーンくるか、
と思ったんですが(笑)
イヤボーンをせず、ララの機転と
プルンスの活躍で脱出に成功しました。
この辺りも、プリキュアとしては新鮮でよかったですね。
SF物としては、よくある、危険な惑星からの
脱出シーンのパターンの一つと言えるかもしれませんが、
スタプリはそうした、SFの王道展開や要素の
ある種のオマージュ、パロディが、
プリキュア的表現のマンネリを破る意味合いで、
今のところ、いいスパイスになっているように感じます。
村山さんも楽しんで脚本を
書いてるんじゃないでしょうか。

今回のピンチを、ヒカルたちはどう乗り越えるのか。
ララやプルンスは正体が他の人にバレてしまうのか。
マドカとお父さんとの関係にも踏み込んでいく展開になるのか。
とにかく、本当に次回が楽しみです!
こんな気持ちは久々ですね!
ワクワクしながら待ってます!
ではでは!

気分転換トゥインクルプリキュア#9

甘いドーナツは幸せの証!熟れたてフレ(ry
どうも!プリキュアのドーナツ推しはどこから来ているのか知りたい僕です!

プリキュアの見逃し配信が始まって、
観直しも楽になって大変助かります。
ブログを書きながら同じパソコンで動画をチェックできるので
わざわざテレビとレコーダーを点けて確認するより
非常に楽ですね。

今回は、色々なことを、完璧にこなさなければならない、
というプレッシャーに一人苦しむマドカを
ヒカルが商店街に連れ出し気分転換させるとともに
マドカが、自分は孤独ではなく、頼っていい仲間がいるのだ
と気付くお話でした。
その過程で、キーアイテムとして活躍するのが
ドーナツなわけです。
シリーズ毎に色々な食べ物がフィーチャーされるプリキュアですが
ドーナツはその中でもある種の定番と言っていいでしょう。
プリキュア的には
ドーナツを食べたことがない人間は
管理国家出身者かお嬢様、と相場が決まっていますが、
管理家庭出身者でお嬢様のマドカは
「こんなにおいしいドーナツがあるなんて知りませんでした」
の発言から察するに過去にスタードーナツ以外の
ドーナツを食べたことが一応はあるようです。

今回、マドカのキャラが掘り下げられ、
それは非常におもしろかったのですが、
同時に、個人的には
ヒカルに対する愛着が、非常に高まった回でした。
作中でも語られていたましたが、
ヒカルはララがロケットの修理に行き詰っている時も、
今回と同じように、気分転換をさせるために、
自分のお気に入りの場所へ連れて行きました。
つまり、ヒカルの人の励まし方は、
すごくワンパターンなんですね。
落ち込んでいる相手を、半ば強引に、
自分が楽しいと思っている場所へ連れて行って
一緒に楽しんでもらうという。
やり方としては全然スマートではないわけです。
実際に、これをやられたララは
初めは非常に不機嫌になりましたし、
マドカはきっと家に帰ってから怒られたでしょうし、
悪く言えば、相手に対する迷惑とか、
状況にあわせてうまくやろうとか、
そういうことにまで考えが及んでいない。
例えばエレナなら、こういうやり方はしないで
もっと大人の、様々なことにもう少し
考えの及んだ、上手な方法で、
相手を元気づけるでしょう。
ヒカルのやり方なんて、本当に
子どもじみた方法だと思うんです。
でも、だからこそ、そういうヒカルの純粋さというか
一途さというか、不器用さというのが、
やたら今回、愛おしく見えてしまって、
全然、頭もよくないし、
こっちが困らされてしまう部分もあるけど
ああ、いいヤツなんだなぁって、
思ってしまったというか……。

ヒカルについては今回、
僕の評価とは若干違う形でですが
エレナとセレナが会話の中で
すごい娘だと持ち上げます。
このシーンですごく安心したのは、
ただのヒカル上げに留まらないで、
エレナ上げ及び、マドカ上げが同時に語られ、
そして、私たちは友達でしょ、というところに
着地したことですね。
結構、最近のシリーズでは
露骨な主人公上げに辟易とさせられることが
珍しくなかったように思うのですが、
主人公を上げつつ、他のメンバーも立たせ、
仲間全体を盛り上げるというのが、
すごく良かったです。

あとヒカルで今回良かったのは、
車に乗って帰宅し茶道の稽古をする
というマドカに対する
「ひゃあ、忙しい(棒)」
が、もう本当に心底さぁ、
頭悪そうで(笑)
超好き(笑)

ところで、上記の仲間上げ会話で
唯一具体的な上げポイントが語られなかった(笑)
ララですが、今回は作劇上の役割を
何一つ持たない
(つまりいなくても話は成立する)
ポジションだったのに、ヒカルとの
息ピッタリのリアクション芸によって
非常に楽しい存在感を放ってましたね。
大人ぶってた彼女はどこへやら……
という感じですが(笑)
まぁでも、視聴者がララというキャラに求めているのは
こういう感じかもしれんと言う気もする

今回はもちろん、
メインのマドカの心情の描写も良かったし、
家に帰ってマドカは叱られるんだろうなぁとか、
今回の行動によって起こるだろう
不利益の描写を省略していることは
賛否あるところかもしれませんけども、
エレナもしっかりキャラが立ってポジションが
定まってきた感じもするし
(冒頭のフワにご飯をあげるシーンの
母性感はすごい)
姫の城も、モンスター要因として
うまく話に入れていたと思うし、
非常に、観ていて楽しかったですね。

マドカの家庭についてはまだまだこれから
色んな問題が起こっていくだろうし、本当に今後の
展開が楽しみになってきました。
次回はまた別の惑星に行くようですね。
この未知の世界へ訪ねていくスタンスは
今後も保ってほしいところ。
惑星クマリン。見た目的にはクリスタルっぽい星ですが
名前的には、まさか、モフルン的な宇宙人がっ!?
一体どんな星なのか、楽しみに待ちましょう。
ではでは!
プロフィール

洗濯

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